Poly

ケーススタディ

「Zuora Revenueにより、手作業による財務上のリスクを削減し、ビジネスに重要な要素だけを抽出した詳細レポートを作成し、最終的には情報に基づいたビジネス上の意思決定を行うために必要なリアルタイムの分析情報をビジネス部門へ提供することができました」​Chris Gomez氏、Poly社 収益オペレーション担当シニアマネージャー

会社:

Poly

業界:

Telecommunications

顧客

Poly社は、チーム間の情報格差の排除に取り組む企業に技術ソリューションを提供する世界的大手通信会社です。

挑戦

何十万件に及ぶ複雑な売買契約の収益配分を手作業で行っていたPoly社では、作業に時間がかかる上、エラーが発生しやすく、月末まで重要な財務データを可視化できない状態が続いていました。

解決策

Zuora Revenueは、Polyに対して、ERPインフラストラクチャと連携する実時間データによる自動化された細分化された配分レベルを提供しました。

メリット

Poly社の経営陣は、業務、経理、およびFP&Aの正確なレポートを1日に複数回作成し、重要なビジネス上の意思決定に必要なデータをいつでも入手できるようになりました。

“Zuora Revenueのおかげで、ASC606に持続的に準拠しながら、正しい従量課金モデルの選択について担当部署にアドバイスするために必要な知見も手に入れることができました。」  – Poly レベニューオペレーション担当シニアマネージャー、Chris Gomez氏

2018年にPolycom社とPlantronics社が合併して誕生したPoly社は、動画、音声、コンテンツソリューションを提供する世界的大手通信会社です。1969年にNASAのアポロ11号の月面ミッションで宇宙飛行士が使用するヘッドセットを製造した同社は、今日でも、顧客のグローバルチームが心と心をつなぐコラボレーションを実現する技術を開発し続けています。

2015年当時、Polycom社では、複数の要素が絡む売上計上の配分を手作業で行っており、その作業に時間がかかりすぎるという問題が深刻化していました。専任の担当者がスプレッドシート上で配分を行っていましたが、月末にすべての仕訳が計上されるまで、重要なビジネスデータを管理者が見ることができない状態でした。

「ビジネスニーズの促進に役立つ収益配分の粒度については、監査担当者と常に話し合いを行ってきました」と、Poly社のレベニューオペレーション担当シニアマネージャーであるChris Gomez氏は語ります。「当社にはそれをサポートするシステムがなかったため、実用性に欠けていたと認めざるを得ません」

新しいエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)プラットフォームの実装に着手したとき、同社は従来使用してきたERPとスプレッドシートでは、成長し続けるビジネスの複雑さに対処できないことに気付き、収益認識ソリューションを導入すべきだと判断しました。同社がZuora RevProを選んだ理由は2つあります。1つ目は、RevProのエンタープライズ向けソリューションが収益認識自動化ソリューションとして、ほかとは一線を画していたこと、2つ目は、RevProならERPとシームレスに連携できることです。

利益はすぐに出ました。当初から、配分と出荷に関するリアルタイムのデータを利用し、バックログに関する階層化された情報を取得することができたのです。

Zuora Revenueを導入してすぐに、Polycom社は数十万件の取引を処理することができるようになり、このツールがいかに有効であるかがはっきりしました。これにより、予測精度が高まり、ビジネスを合理化し、その後の拡張性が確保されました。

「Zuora Revenueの導入により、収益認識を自動化でき、管理レポートに費やす時間を劇的に削減することができたのです」とGomez氏は語ります。

合併後、新会社Poly社は、ASC606に準拠したクラウドベースのZuora Revenueソリューションにアップグレードし、これにより新基準GAAPによる会計への影響を可視化することができました。さらに、内部経営報告も劇的に改善され、業務から会計、FP&Aに至るあらゆる情報をリアルタイムで把握できるようになりました。

「Zuoraを使用することで、すぐに利用できるダッシュボードを使用して、商品ラインごとの利益率を正確に計算し、リアルタイムで収益を予測できるだけでなく、ASC606に常に準拠しながら、正しい従量課金モデルの選択について担当部署にアドバイスするために必要な情報も手に入れることができるようになりました」と、Gomez氏は言います。

リコー
Diamond, Inc.